安全にウォーキングを行うには?
新型コロナウイルスの感染が再び拡大しており、市や県のリスクレベルも上がっております。
熊本市では、くまもと元気くらぶや地域支え合い型サービス、ふれあい・いきいきサロン等の地域の通いの場の活動が再開されてはおりますが、感染拡大の状況によっては活動を自粛しないといけない状況になる可能性もあります。
一方で、心身の健康を維持する上では、体を動かしたり、スポーツを行うことは重要です。
屋外での運動や散歩、ウォーキングなどは生活の維持のために必要な運動とされており、外出の自粛の対象とはならないとされております。
しかし、新型コロナウイルスの感染も気にしつつ、酷暑となっている昨今、どのような点に気を付けながらウォーキングを実施すればいいのでしょうか?
スポーツ庁のホームページにスポーツ実施時の留意点が掲載されておりますので、ご紹介したいと思います。
(1)運動やスポーツを始める前の体調確認
始める前に体調を確認し、以下の症状に一つでも当てはまる場合には、運動やスポーツは行わないようにしましょう。
また、コロナウイルス感染症に感染した方との濃厚接触がある場合、同居家族や身近な知人に感染が疑われる方がいる場合は、外出しないようにしましょう。
① 平熱を超える発熱
② せき、のどの痛みなど風邪の症状
③ だるさ(倦怠(けんたい)感)、息苦しさ(呼吸困難)
④ 嗅覚や味覚の異常
⑤ 体が重く感じる、疲れやすい 等
(2) 感染予防のための基本的な対応
コロナウイルス感染症は、無症状や軽症の人であっても、他の人に感染を広げる例があります。コロナウイルス感染症対策には、自らを感染から守るだけでなく、自らが周囲に感染を拡大させないことが不可欠です。
① 十分な距離の確保
屋外であっても、周囲の人となるべく距離を空けてください。感染予防の観点からは、少なくとも2mの距離を空けることが適当とされています。
距離を空けるという点では以下の事に注意します。
・ 一人または少人数で実施しましょう。
・ 人が多い場所や時間帯を避けましょう。熱中症予防のためにも朝夕の暑い時間帯を避けたり、長時間続けて行わないようにするなど、十分に注意しましょう。
・ 位置取りについて、前の人の呼気(吐いた息)の影響を避けるため、可能であれば前後一直線に並ぶのではなく、並走する、あるいは斜め後方に位置取るようにしましょう。すれ違うときも、なるべく互いの距離をとるようにしましょう。
② マスクの着用
感染予防のためにも、基本的にはマスクは着用をすることが推奨されています。
ただし、マスクを着用して運動やスポーツを行った場合、水分補給を忘れたり、体温が下がりにくくなって熱中症になりやすくなることがあります。十分にご注意ください。
また、マスクを着用して運動すると運動の強度があがります。特に高齢な方や基礎疾患等をお持ちの方はかかりつけ医にご相談の上、安全に十分注意して実施してください。息苦しさを感じた時はすぐにマスクを外すことや休憩を取るなど、無理をしないようにしてください。
(3)手洗いの実施・手指消毒の実施
こまめな手洗い・手指消毒を徹底してください。
手洗いは30秒程度かけて水と石鹸で丁寧に洗ってください。運動やスポーツをする際には、汗をかいたりして、タオルで顔を拭くことがありますが、その際に手が顔(特に口)に触れたりすることも考えられます。ですので、屋外から帰宅した場合だけでなく、出かける前や、途中で一休みする際にも手洗いを行いましょう。また、家に帰ったらまず手や顔を洗ってください。可能であれば、できるだけすぐにシャワーを浴びて着替えましょう。
(4)その他の注意点
運動・スポーツの実施の際は、熱中症対策の観点からもこまめな水分・塩分の補給をお願いします。また、スポーツドリンクなどを飲む際には、複数の方との飲み回しは控えましょう。
詳細の情報はスポーツ庁ホームページをご確認下さい。
https://www.mext.go.jp/sports/b_menu/sports/mcatetop05/jsa_00010.html
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